川崎市は昨年末、第3次緊急渋滞対策の取り組み結果を公表した。交通の円滑化に向け、2020年度に実施した遠藤町交差点(幸区戸手1の5番地先)と北加瀬交差点(幸区矢上7番地先)の対策効果を測定。2箇所とも最大渋滞長が減少し、最大通過時間も大幅に短縮した。
両交差点ともに、改良前は右折レーンからあふれた車両が直進車などの通行を阻害することで、渋滞につながっていた。
遠藤町交差点では上り線の右折レーンを改良前から約60メートル延伸し、信号制御を改善した。国道409号線の川崎駅方面に向かう上り線では、1日の最大渋滞長が110メートルだったのに対し、改良後は80メートルに減少。通過に最大5分かかっていたが、1分54秒に短縮された。また、下り線では最大30メートル、2分28秒だったが、対策後は解消された。
北加瀬交差点は市道古市場矢上線の横浜市方面への道路の右折レーンを約40メートル延伸。1日の最大渋滞長は200メートルだったのに対し、100メートルに減少、最大通過時間は7分13秒から4分10秒に短縮した。
市は交通渋滞は環境悪化や安全性の低下など市民生活や、経済活動に大きく関わる問題として2018年度から21年度までの期間を第3次緊急渋滞対策として推進している。今後、ガス橋交差点、丸子橋交差点の対策が予定されている。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
マリエンで茶道教室4月19日 |
|
|