川崎市は1月21日、令和元年東日本台風により被災した川崎市市民ミュージアム(中原区)に保管されていた収蔵品4万2237点を処分すると発表した。これは水没した収蔵品約23万点の一部。廃棄処分を発表したのは今回が初めて。
処分が決定したのは、民族分野の企画展のために制作された藁人形のほか、日本の報道写真誌「アサヒグラフ」や米グラフ雑誌「LIFE」。また「マガジン」や「サンデー」などの週刊漫画雑誌、手塚治虫や赤塚不二夫作品の単行本など。いずれも、昨年7月に文教委員会で決定した「被災収蔵品の処分に関する運用基準」に基づき判断されたもの。5つある判断基準のうち、藁人形以外は「被災状況が酷く、複製印刷物などで市民ミュージアム以外でも存在が確認できた又は同一のものが入手できる場合」に当たる。
市担当者は今後について「処分の判断をした作品が出てくれば、都度発表していく」と話す。
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