川崎市商店街連合会が主催する商店街活性フォーラムのオンライン講演の収録が2月19日、川崎商工会議所KCCIホール(川崎区駅前本町)で開かれた。サッカーJ1・川崎フロンターレの「名物仕掛人」として知られる天野春果タウンコミュニケーション部部長が出演。深瀬武三市商連会長、柳沢正高市商連会長代行を交えた鼎談(ていだん)も行われた。
天野さんは「まちの一員として生きる」と題して講演。「公式戦の試合会場はお客さんが全然いなかった」と入社した97年当時を振り返り、中原区商店街連合会の当時の青年部長から地域密着の大切さを説かれ、「フロンターレに対する期待が大きい」と感じたと述べた。あいさつ回りでは、灰皿が飛んできたことや手書きの新聞を毎週作成して地域の商店に配布しながら関係を築いたエピソードを紹介しつつ、「今のフロンターレスタッフには相手の顔や目を見て話す(現場主義の)大切さを教えている」と強調。天野さんは平間銀座商店街で続けるフロンターレ新人選手の研修についても触れ「昨季現役引退した中村憲剛さん(現同クラブFRO)が昨年12月の引退セレモニーで行った地域への感謝のあいさつにつながった」と述べた。
フォーラム第2部の鼎談ではホームゲームで活躍した選手に市商連が贈る「あんたが大賞」の商品について話題が上った。これに対して天野さんは「もらった選手がそれを感謝し、客席のサポーターに渡すアイテムが望ましい」とミカンやリンゴなど小分けにできるものを要望した。
講演の動画は市商連ウェブサイトにアップされる予定。
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