市立川崎中学校(川崎区下並木・山本篤校長)の校庭に建っていた鉄塔の先端部分を使ったメモリアルモニュメントが、同校正門前の中庭に完成した。高さは約2メートル強、土台部分に同校同窓会(荒井善清会長)が寄贈した由来の書かれた銘板がはめ込まれた。
鉄塔は1954年の開校時から校庭にあり、「六郷渡る朝風に輝く雲よ鉄塔よ〜」と校歌にも歌われ、長らく同校のシンボル的存在だった。送電線としての役割を終えたとして、昨年夏に解体された。
2月25日には生徒会役員と同窓会役員による銘板の除幕式が行われた。
生徒会長の岡田治輝(はるき)さん(2年)は「シンボル的存在が解体されたが形として残され、これからも受け継がれていくのはいいこと。新1年生にも昔こんなものがあったと知ってもらえる機会になる」と語った。
荒井会長は「生徒も同窓生もこれを見ると、鉄塔のことを思い出すと思う。非常にいいモニュメントができた」と完成を喜んだ。
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