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福島応援これからも 鹿島田  竹内さん母娘

社会

掲載号:2021年3月5日号

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竹内サチコさん(右)と尚美さん
竹内サチコさん(右)と尚美さん

 JR鹿島田駅近く、線路沿いの住宅1階に福島県の物産を扱う「アンテナショップ青空」がある。同店は、福島県出身の竹内サチコさん(82)が、夫と営んでいた居酒屋の高層マンション建設に伴う立ち退きを機に、故郷の応援をと、東日本大震災から2年後の2013年4月に開店。以来娘の尚美さんと二人で店を切り盛りする。

 同店はサチコさんの出身地、只見町をはじめ、白河市、南相馬市、石川町、郡山市、浪江町、西郷村、広野町、矢祭町などから野菜、肉、加工品などの商品を仕入れることで応援を続ける。商品のほとんどは生産者と直接やり取りし、顔の見える品質が確かなものだけを揃える。開店当初は原発事故による放射能汚染を心配する客から「なぜ福島の物を売るんだ」というような事も言われ、「悲しくて泣いたこともあった」と尚美さん。当時は誰もが福島の食材は危険と思っても仕方のないことだと思い、市場に出回る食材は検査され問題ないことが確認されていると案内し続けた。

 震災で親を失ってしまった子どもたちを応援する思いから募金活動も行う。これまでに高校生の商品開発を支援する団体や、子どもたちに自然科学、農業食育などの体験教育を行うNPOに寄付をしてきた。

 一昨年4月には原発見学にも参加。「店を始めるきっかけでもあり、福島の人たちがされなくてもいい差別をされるようになった原因を見ておきたかった」という。

 震災から10年、尚美さんは「がれきの山はなくなったけど、人の心に残るがれきの山はあの日のままだと思うから、これからもそっと寄り添いたい」と思いを語った。コロナ禍が落ち着いたら、販売しているものを買ってその場で食べられる環境を整えたいという。

 サチコさんは「自分の生まれ故郷の物を眺めて幸せな気分で恵まれてると思う。店に来ておしゃべりをしてくれるお客さんもいて元気が出る」とやる気をみせた。

 ■幸区鹿島田1の11の2

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