川崎市内で昨年一年間に運転免許証を自主返納した人は6070人で、前年の6287人より217人減少した。うち75歳以上の高齢者は2184人で、前年の2670人より2割近く減った。
高齢運転者による交通死亡事故が全国で増えていることを背景に、市内でも運転免許証を自主返納する人が近年は増加傾向にあった。減少した要因について県警交通総務課の担当者は「一概には言えないが、新型コロナ感染拡大で外出を控えたことが一因ではないか」と話している。
川崎区内の返納者は前年比22人減の909人。幸区では7人増加した。緊急事態宣言が解除され、外出しやすい季節にもなることから、市内の警察署では「運転に不安があれば、まず最寄りの警察署に相談してほしい」と危機感を強めている。
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