3月にボッチャ東京カップ2021で優勝した「川崎ボッチャーレ」メンバーの 武内 康平さん 幸区役所勤務 27歳
ボッチャに魅せられて
○…パラリンピック正式種目のボッチャ。地上のカーリングとも言われ、幅6m、長さ12mのコートで、約275gの皮革やフェルト製の赤・青のボールを6球ずつ投げたり転がしたりして目標球との距離の近さを競う。東京カップ決勝は過去5連敗の相手と対戦。宿敵からの勝利に「喜びもひとしおです」と優勝の味をかみしめる。
○…入庁した2018年秋に幸区役所で行われたボッチャ体験会に参加。単に球を目標に寄せるだけでなく、ボールをはじく力の強弱や戦略などの奥深さに魅了された。19年春に市の職員チーム「川崎ボッチャーレ」が本格始動。業務もあり練習は月に1、2回。いろいろな場面を想定しながら、ひたすら投げる。中・高と打ち込んだ野球で培ったコントロールが今に生きる。大学で学んだ物理学の論理的な思考は戦略的なボッチャに向いていた。優勝したことでボッチャに興味を持つ市職員も増えた。これからは練習時に体験会を行い、ボッチャの普及と新しいチームの育成にも力を入れる。
○…ゲームが好きで緊急事態宣言中、外出を控えていた時は朝から晩まで友人と通信しながらシューティングゲームをしていたことも。eスポーツにも興味があり、区役所にプロチームのオーナーが来た時には、区長室での会談に直談判して同席させてもらった。区と協働事業があれば是非その仕事に携わりたいと思っている。
○…ボッチャもeスポーツも、障害のあるなしに関係なく、誰でも出来るところにも魅力を感じている。ボッチャがもっとメジャーになってオリンピック競技になることを望む。「パラリンピックには出られないけど、オリンピックだったら出場を目指したいですね」と夢は広がる。
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4月19日
4月12日