川崎区・幸区版 掲載号:2021年4月23日号 エリアトップへ

第60代川崎臨港警察署署長を務める 荒川 徹朗さん 川崎区富士見在住 58 歳

掲載号:2021年4月23日号

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地域安全、にじむ決意

 ○…140人の署員を束ねる川崎臨港警察署のトップとして日々力を尽くす。東京五輪・パラリンピックに向け、海外から訪れるアスリートや要人たちの玄関口となる羽田空港は目と鼻の先。それだけに、羽田沖対策は最も注力するポイントに挙げる。管内はまた、広大な工場地帯を抱えるため、「事故が万一発生した時の適切な対応にむけ、準備していきたい」と気を引き締める。

 ○…平塚市で生まれ、伊勢原市で育った。テレビドラマ『太陽にほえろ』は警察に憧れた原点。大学時代は法学部で学び、薬物捜査官を目指した。1985年に県警入り。警察署勤務は初任地である旭署から数えて今回で13カ所目となるが、川崎市内は初。とはいえ、第二機動隊時代には浮島地区のフェリー乗り場などを警備した経験もあり、「当時から工場夜景がきれいだった」としみじみ語る。もっとも、殿町キングスカイフロントの街並みの変貌には驚くばかりだ。

 ○…主に歩んできたのは生活安全畑。様々な地域行事にも足を運び、地域とのパイプ作りにも勤しんだ。3度携わった少年捜査課では、「被害者も加害者もいる事件を通じて捜査の基本を学び、視野が広がった」とも語る。少女売春で多くの子どもたちを保護し検挙した事件は胸に刻まれているという。

 ○…座右の銘は、「雪に耐えて梅花麗し」という西郷隆盛の言葉。「今はコロナの影響で困難な時が続くが、それに立ち向かっていけば必ずや乗り越えることができる」と、着任時のあいさつでこの言葉を紹介し、人のために役立つ丁寧な仕事を呼び掛けた。息抜きは音楽鑑賞と映画観賞。映画は『八甲田山』や『七人の侍』といった名画、音楽はジャズがお気に入りだ。

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