川崎区・幸区版 掲載号:2021年4月30日号 エリアトップへ

4月1日付で川崎消防署長に就任した 間宮 雄二郎さん 東京都大田区在住 58歳

掲載号:2021年4月30日号

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気遣いで慕われる「兄貴肌」

 ○…2011年から14年まで庶務係長として川崎署で勤務。5年ぶりに戻り、138人の署員をまとめる立場に立った。「地域の人は変わらず人情深くて温かい」。コロナ禍で以前と比べ市民との懇親の場が減ったことに難しさを感じるというが、「工夫して一体感をもって地域の安全を守っていきたい」と語る。

 ○…入局以来、市内では麻生区以外全ての区で勤務した。特別救助隊員や消防局への出向も経験。阪神・淡路大震災の被災地にも派遣され、ヘリで現場に入った。「阪神高速が倒壊している光景は今でも鮮明に覚えている」。災害の恐ろしさとともに消防の責務を改めて感じた。疲弊する被災者を目の当たりにして「『頑張って』じゃなく『頑張ろう』。同じ目線で寄り添うことが大切」と嚙み締めた。

 ○…消防を目指すきっかけとなったのは小学生の頃の写生会。題材にした消防車が「とにかくカッコよかった」と目を細める。大学卒業後、1度目の試験に臨むも不合格。民間企業に就職して営業職を経験したが、夢を捨てきれず働きながら勉強し再挑戦した。民間の経験はきめ細かな気遣いに生きている。部下の仕事は部署が変わっても見守り声をかける。「上司だけどとにかく親身になってくれる。兄貴みたいな存在」と慕われる。

 ○…大学生の頃、トライアスロン宮古島大会が初開催されると聞きつけ、水泳3Km、自転車136Km、フルマラソンに挑戦。240人中、水泳では9位につけた。入局後も「自分の鎧は自分で鍛え上げる」と訓練の際、フル装備で首を痛めるまで懸垂を続けたことも。「落ち着いて確実に任務にあたるためには着実に訓練を積むのみ」。若い署員が増えている今、基本の大切さを改めて伝えていく。
 

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