東京オリンピックに向け、ラグビー男子の英国代表は7月17日、事前キャンプ会場の等々力陸上競技場(中原区)で公開練習を行った。
中原区を拠点とする川崎市ラグビースクールの小中学生ら約150人が見学に駆け付け、選手らと手を振り合うなど交流する場面が見られた。
公開練習では、キャプテンのトム・ミッチェル選手(32)が「おはようございます」と日本語であいさつ。ホストタウンとして受け入れたことへの感謝を述べ、英国代表の応援を呼びかけた。集まった観客と記念撮影をした後、選手らはキックやパスなどの練習に励んだ。
見学した同スクール所属の及川拓己さん(13)は「パス回しが正確で、プロのレベルの高さを感じた。貴重な経験ができ、とても楽しかった」と目を輝かせた。市ラグビーフットボール協会会長で、同スクールの指導員を務める橋本哲夫さんは「子どもたちにとって、モチベーションを高めるすばらしい時間になったと思う」と話した。
英国代表はリオ五輪で銀メダルを獲得した強豪国。日本代表と同じプールBに入っており、両者は7月26日に対戦する。
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