地域に根差したボランティア活動を展開する「川崎市赤十字奉仕団」の団員研修会が11月22日、産業振興会館で2年ぶりに開催された。市内各区の団員ら約170人が出席。コロナ禍で滞っていた活動を再始動するため、顔を合わせて結束力を強めた。
奉仕団はボランティア活動を通じて地域に貢献したいという人で結成され、献血の啓発や防災活動などを行っている。同団川崎市地区本部委員会の横山俊夫委員長は「団の活動の柱でもある献血活動はもちろん、いつ起こるか分からない災害に備えるためにも一人ひとりの力が必要」とあいさつ。「今日を機に、これからもう一度頑張っていけるよう、志を一つにできれば」と呼びかけた。
研修会ではコロナ禍の赤十字病院や「令和2年7月豪雨」で被災した熊本県の支援の様子などが映像で紹介された。
落語で気持ち明るく
第2部では、社会人落語家で川崎区役所地域ケア推進課担当課長の喜楽亭笑吉さんによる落語も披露された。演目は「三方一両損」。長屋のご近所づきあいを絡め、地域包括ケアシステムで重要となる自助、互助、共助、公助の大切さなどを伝えた。会場は笑いに包まれ、横山委員長は「コロナ禍で落ち込みがちな気持ちも前向きになったのでは」と話した。
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