JR川崎駅前の複合商業施設「ラ チッタデッラ」を運営するチッタグループ(従業員数80人/川崎区小川町)が今年、創業100周年を迎える。創業者の美須鐄氏が映画館から始め、その後、音楽ホール、アミューズメント、飲食事業などにも取り組む複合施設へと発展した。同施設を運営するチッタエンタテイメントの美須アレッサンドロ代表取締役社長=人物風土記で紹介=は「弊社のほとんどの事業がコロナとの相性が最悪で厳しい状況だ」と明かす。
一方で、独自の視点で工夫を凝らしていることを強調。あるアニメ映画のキャラクターの洋服を再現し、展示したところ、精度の高さが評判になり拡散した。「我々の映画愛を、お客様と共有できた。こうした感動させる仕掛けを映画館だけではなく、全体に波及できたら、チッタに行けばなにかあると思っていただける」と美須社長。チッタ内の通りを緑で満たし、ファミリー層が来やすい雰囲気にしたいとも話す。
チッタが川崎に大きな影響を与えたカワサキハロウィン。諸事情で終了したが、チッタのオリジナリティを表現できるのはやはりイベントだとの認識を示した。
これからの事業の立て直しではウェルネス(健康)事業に着目。夜間の営業にも力を注ぐ。コロナ禍以前から誘致してきた飲食店を活性の呼び水にしたいとも話す。「ちょっと変わった趣向のバーとかがあっても面白いでしょ。そのくらい尖ったことをやりたい」とも語った。
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