若い世代にも気軽に防災訓練に参加してもらおうと、幸区は「親子で防災キャンプ」と銘打った催しを6月4日(土)、5日(日)に幸区役所で初開催する。宿泊経験を通じて避難所の実態を知ってもらうとともに、いざという時の備えにもつなげてもらいたいとしている。
幸区では防災訓練を定期的に行う中、参加者の高齢化や固定化が課題となっている。地域防災力を高め、それを継続させていくには、若年世代の参加が不可欠であることから、小中学生を対象にした1泊2日の催しを企画した。区の担当者によると「特に小学校3、4年生は、防災を学ぶ授業が行われていることもあり、防災への関心も高いはず」と期待を込める。また、子どもたちの郷土愛を育む絶好の機会と捉え、区制50周年事業として位置付けたとも説明。区は今回の開催を契機に、ゆくゆくはは幸区内の各避難所で同様の催しを実施していきたい意向だ。
開催当日は、テントの設営やランタンづくり、避難所運営ゲーム、ラジオ講座、保存食の実食体験などを実施する。翌日には、区の総合防災訓練にも参加する。集合時間は午後5時30分、翌日正午に解散する。
参加費用は無料で、対象は幸区在住・在学の小中学生とその保護者で定員は20組。1組3人まで応募できる。事前申し込み制で幸区のウェブサイト内の専用フォームから。5月13日(金)まで受け付けている。区の担当者によると、持ち物なしでも参加できるとし、「避難所への避難だけではわからないことが体験できる貴重な機会。みんなの工夫する力と住民同士のつながりを強めて、災害に強い地域を作り上げましょう」と、参加を呼び掛けている。
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