川崎区内を活動の拠点とする「かわさきの教育書道会」(野口佳珠会長)の書道展が6月10日から12日、川崎市教育文化会館(川崎区富士見)で開催された。
作品展は3年に1度開催され、本来は昨年だったが、会場の同会館がワクチン接種会場だったため延期されていた。出品した会員は101人。学生会員の作品は横35センチメートル、縦135センチメートルの半切に、各人が思い思いに好きな言葉を書いた。野口会長によると、新型コロナで湿りがちな空気感とは反対に、前向きな明るい言葉が多かったという。
同会はコロナ禍においては手本を動画撮影して保護者に送信し、写真とLINEで添削をし、稽古を継続してきた。
野口会長はコロナ下で学校行事の多くが行われなったことに触れ、「今回、子どもたちに思い出を作ってあげることができて良かった」と開催の喜びをかみしめた。
初日には福田紀彦市長が会場を訪れ、野口会長の解説を聞きながら作品に見入っていた。市長は「みなさん自由で、コロナ禍でも気持ちは元気だと書から伝わり、勇気をもらった。文化活動を継続していくことの大切さも感じた。おばあさんとお孫さんの合作は、家族の絆を感じ、色々な可能性を感じる面白い作品だった」と語った。
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