子どもの貧困をテーマにした講演会が6月16日、サンピアンかわさき(川崎区富士見)で開催された。自由民権会議@神奈川(民権かながわ・藤井裕久会長)が主催 し、川崎地域連合(渡部堅三議長)が後援した。
講演では、北川直子市こども未来局総務部企画課長が登壇。日本での子どもの貧困は「外見からわかりにくく、住居や衣服の状況からは貧困状態であることがわかりにくい点が問題」と述べた。市の子どもの貧困の実情では、所得が低い層でひとり親の占める割合が高いことや、親の将来に対する考え方と子供の将来に対する考え方に関連があると指摘。「様々な人との関りを通じ、様々な経験や価値観に触れる取り組みを行う必要性がある」と語った。
かわさきこども食堂ネットワーク代表の佐藤由加里さんは、こども食堂は企業から大量の寄贈品を受けることがあるが、保管できる倉庫がないとし、協力を呼び掛けた。佐藤さんはまた、こども食堂が継続されることで「虐待やネグレクトが減ると考える」とも強調した。
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