参加を呼び掛ける立花さん（右）と倉林さん
ＮＰＯ法人幸区盛り上げ隊（倉林智美隊長）は、子どもたちを対象にした「幸盛アクターズスクール」と銘打った朗読劇を夏休み期間中、幸区下平間の「幸盛ＨＯＵＳＥ」で開く。現在、受講生を募集している。
「子どもたちに何か達成感を味わってもらいたい」との思いから企画。「朗読を楽しむ会」などで活動する立花徳子さん＝幸区新川崎在住＝を講師に招き、発声の基礎から学び、宮沢賢治の『注文の多い料理店』の朗読に挑戦。最終回はパークタワー新川崎で発表会を行う。
立花さんは元小学校教師で長年、ＮＨＫアナウンサーとして活躍した仁平武男さん（故人）のもとで朗読を学んだ。現在はその時の仲間たちと「朗読を楽しむ会」を結成し活動する。立花さんによると『注文の多い料理店』は、読書にしても、朗読にしても、基礎的なエッセンスが詰まっている作品だという。朗読の魅力は、声の出し方ひとつで情景が変わる点を挙げる立花さん。コロナ禍で人と話す機会が減る中「人前で声を出すことは、体にもいい」とし、「引っ込み思案な子も参加していただければ」とも呼び掛ける。
開催期間は７月25日からの８月15日までの毎週月曜日と21日（日）の全５回。時間は午前10時30分から11時30分。対象は年中から小学校６年生で先着６人。参加費用は３５００円。問い合わせは、メール（saiwai.oyako@gmail.com）で受け付けている。
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