幸区春の総合防災訓練が2月10日、河原町グラウンドで行われた。
同訓練は幸区自主防災連絡協議会(鏑木茂哉会長)と幸区役所の主催で、川崎市域直下型地震の発生に備え、地域の防災意識の高揚及び災害対応力の向上を図ることを目的に、幸区内を5地区隊(河原町地区隊、南河原地区隊、御幸東地区隊、御幸西地区隊、日吉地区隊)に分け、春、秋に持ち回りで行っている。
今回の訓練は午前7時30分、川崎市域を震源とするマグニチュード7・3の大地震が発生し、震度6強の揺れを観測した想定で行われ、町内会、行政職員など約500人が参加した。
訓練参加者は、救出訓練、土のう積み体験、避難所開設訓練などに分かれ、消防署員らの説明に熱心に耳を傾け、訓練を行っていた。
はしご車による救助訓練や子どもも興味を持つようにミニ消防車乗車など新規も含め35の訓練項目が行われた。
鏑木会長は「訓練がマンネリだという人もいるが、繰り返し行うことで身に付くもの。あわせて新しいものも取り入れて意識を高める訓練にしたい」と語った。
はしご車体験をした古川壽人(ひさと)さん(65)は「訓練と分かっていてもドキドキした。これが本当だったら怖いと思う」と話していた。
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