神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2018年3月9日 エリアトップへ

海風の森をMAZUつくる会の代表を務める 小笠原由夫さん 川崎区追分町在住 88歳

公開:2018年3月9日

  • LINE
  • hatena

好きな植物と共に生きる

 ○…「木の1年の変化、成長を見るのが楽しみ。家にいるより楽しい」。川崎の最東部に位置する川崎区市民健康の森「海風の森(浮島町公園)」を管理運営する「海風の森をMAZUつくる会」の代表を務める。園内草刈り、枝打ちなどの会の活動日は月に3日だが、加えて週に1度は公園に顔を出している。会として16年間の活動で97種、約7000本の木を植えた。自生の物を含めると現在127種類になる。「木の大きさはまだまだで、他区の市民健康の森に負けるが、種類の多さは一番じゃないかな」と胸を張る。

 ○…2001年の会の発足時からのメンバーだ。秋田県の農家出身で植物には興味があった。「故郷では知らなかった草木も多くて、木の名前を覚えることも楽しかった」。一番好きな木はヤブニッケイ。「東北にはなかった木で、匂いが好き。ミモザも好きで自分が代表になってから植えた」。公園に行かない日も、川崎駅前や、田島支所、大師支所などの花壇に自分たちで植えた花を見に行く。

 ○…秋田県由利郡(現由利本荘市)の農家に生まれ、11人きょうだいの真ん中。子どもの頃は家の手伝い、下のきょうだいの面倒を見る日々だった。25歳の時、羽田の金属プレス加工会社に就職するために上京。定年退職までの30年間は会社人間で、外の世界とは無縁。隣に誰が住んでいるかも知らないくらいだった。さすがにマズイと思い、人の顔を覚えるために、地域の老人会に入り、他にも町内会など色々な活動に顔を出すようになった。

 ○…2015年に代表に就任し3年目。「まだまだ公園の存在を知らない人が多い。色んな人に来て楽しんでもらいたい」と話す。現在、会員は34人。今後の担い手が少ないことがもっぱらの悩みだ。「公園はタダで運動できる場だと思っている。散歩をするつもりで参加してもらいたい。そのついでにゴミ拾いもね」と参加を呼び掛ける。

川崎区・幸区版の人物風土記最新6

加藤 和男さん

3月19日付けで川崎警察署長に就任した

加藤 和男さん

川崎区在住 59歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

少年消防クラブ指導者として総務大臣表彰を受賞した

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

川崎区桜本在住 78歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

杉山 孝博さん

社会医療法人財団 石心会理事長を務める

杉山 孝博さん

幸区在勤 76歳

3月22日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区戸手在住 20歳

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook