川崎区中瀬在住の橋本健佑さん(12)が第22回「かながわ夢絵コンテスト」(主催・NPO法人こどもネットミュージアム)で、企業サポーター賞を受賞し、喜びを語った。
同コンテストは県最大級の小学生絵画コンテストで今回は5881点の応募があり、63作品が受賞作に選ばれた。
受賞作「ぞうとお陽さまとお月さまとぼく」は「お陽さまや月とお話しできたらいいな」「象に乗って色々な所を駆け回りたい」という夢を水彩画で表現。制作に1週間かかり、特にお陽さまの色使いにこだわったという。
受賞について「正直、驚いた。時間がたってじわじわ嬉しさを感じた」と答えた。
もともと絵が好きで、絵心のある父親の晃さん(43)に教わることはあったが、自由帳に好きな昆虫の絵を描く程度で、本格的に習い始めたのは小5の7月から。習い始めて1年5カ月で描いた絵での受賞だ。
橋本さんは影美会アートアカデミーの通信講座で絵を習っている。同アカデミー代表で日本画家の武桐華(きりか)さんは橋本さんについて「入会した頃は絵から不安や自信のなさを感じたが、真面目に一生懸命取り組んだ結果、1年くらい前から急に伸びた感じがする」と話す。
母親の美保子さん(41)は「色を塗ることが苦手だったが、先生から色の配合のアドバイスをもらい好きになった。とにかく褒めて下さるので、自信を持てるようになった。今回の受賞ついても賞をもらって認めてもらうことは自信になる。成長につながっていると感じます」と語った。
東門前小を今年3月に卒業し、現在は大師中に通う。美術部には入らないが「絵はこれからも続けたい。段々と面白くなってきた。広々と空を飛ぶ鳥を描きたい」という。
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