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川崎区・幸区版 公開:2018年6月15日 エリアトップへ

川崎幸病院院長として地域医療に貢献する 山本 晋さん 幸区南幸町在住 58歳

公開:2018年6月15日

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不屈の精神で有言実行

 ○…「バイタリティー溢れる行動力に加え、時代の一歩、二歩先を見据えた発言と発信力を持ち合わせた人」と、形容される。川崎幸病院院長に就任後は「医療の質、手術件数ともに世界でナンバー1の病院になる」ことを目標に掲げ、同病院をけん引する。「(大手百貨店の)三越が川崎にあれば、銀座に行かなくても買い物ができる。それと同じで一流の病院が川崎にあれば、都内に行かずに済む。結果、それが地域の利益になる」とその心を説く。

 〇…では、一流の病院をつくるにはどうすればよいのか?「病院とは診療科の集合体。いい病院をつくるには、それぞれの診療科を強化すればいい」と、わかりやすい言葉で語る。愛読家で新書、歴史、小説、中国古典など様々なジャンルの本を読みこみ知識を吸収。院長就任後はピーター・ドラッカーやマーカス・バッキンガムといった経営指南本を好んで読み、様々な場面での方向性や判断に役立てている。

 〇…心臓外科医として現場の最前線に立ち、同病院の大動脈瘤疾患治療施設「川崎大動脈センター」のセンター長を務める。大学病院から大動脈瘤医療の舞台を求め、病院に移ったのは2003年。当初は大動脈瘤手術の大変さを知る現場からは異端児扱いだったが、症例を一つずつ積み重ね、周囲を認めさせた。2010年から日本一の大動脈瘤手術件数を達成し続けるのは不屈の精神の賜物だ。

 〇…「めげない、折れない、くじけない」は様々な場面で壁にぶち当たった時に言い聞かせるフレーズ。今でも1日10回くらいは唱えるという。医療人生で川崎は「一番のエネルギーを注いだ場所」というが、立ち止まってはいられない。そのためにも筋トレやジョギングで体を苛め抜く。

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