一流シェフが社食で腕ふるう パイオニアで大人の食育
一流のシェフが社員食堂で腕をふるい、食の大切さを伝える「おとなの食育プロジェクト」と題したイベントが25日、幸区新小倉にあるパイオニア本社で行われた。
発案したのは同社の社員食堂を運営するエームサービス株式会社。生活様式の変化などで食に対する興味、関心が薄れ、手軽さや便利さが優先されることが多くなっていると感じたエームサービス社が、まずは親世代に食の楽しさや大切さを知ってもらい子世代に波及させていくことを目指しに、小学校で食育活動を行っている一般社団法人超人シェフ倶楽部と協働で企画した。これまでも同社が運営する全国各地の社員食堂で同様のイベントを開催している。
当日は、超人シェフ倶楽部メンバーで中原区の「加賀料理 杉の家やまぐち」料理長を務める山口利和さんが和風鶏のカレー煮、粒蕎麦のおひたし、石狩汁を500食用意し、社員に提供した。
山口さんによると「今回提供した料理は家庭でもできるものばかり。ひと手間加えるだけでいつもの料理がもっとおいしくなることをこの機会に知っていただければ」と話した。
料理を食べた勝地紀代美さん(38)は「普段食べているものより手が込んでいておいしかった。家などでも作って和食の良さを伝えたい」と話した。
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