幸区役所 認定保育園ガイドを発行 待機児童解消の一環
幸区役所が、区内に14ある認定保育園の情報をまとめた冊子「川崎認定保育園ガイドブック」をこのほど発行した。区役所では「保育園を検討するうえでの情報収集など、幅広く役立ててほしい」と話している。
認定保育園は、川崎市が定めた一定の基準を満たした認可外保育園のことで、児童の待遇のための費用の一部を助成している。現在、区内には14施設ある。今回発行した冊子はこの14施設の情報を一つにまとめ、比べやすくすることで、定員オーバーが続く認可保育園以外の選択肢を知ってもらうことが狙い。
ガイドブックの制作は昨年12月末から本格的に取り組みを開始。園の方針や保育料金、預かり時間などの基本情報に加え、一日の流れや年間行事、見学についての案内なども地域ごとにイラストなどを使いながら細かく紹介している。
制作にあたっては、子育て中の職員から意見を収集。冊子の大きさを、バッグに入れやすいA5サイズにし、子どもに関係する施設や公園などの情報も地図上に記すなど、母親目線を活かした。
区役所保健福祉センターでは「認可保育園だけでなく、認定保育園の取り組みなども知っていただき、自分の生活にあったサービスを選ぶ参考にしてほしい」と話している。
冊子は、区役所の児童家庭課窓口で配布している。
なお、川崎市では2015年4月までに待機児童”ゼロ”をめざし、「待機児童ゼロ対策推進会議」や各区に「区役所待機児童ゼロ対策推進会議」を設置するなど様々な取り組みを実施している。その一環として、認可外保育園でネックとされている高額な保育料の補助を、一律5000円から最大2万円に増額することや、認可保育園の受け入れ枠の増員、認定保育園の認定強化などを検討している。
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