南河原地区で春の訓練
幸区春の防災訓練と防災フェアが15日、南河原中学校で行われた。主催は幸区自主防災連絡協議会(訓練)、幸区役所(フェア)。
例年、地域住民が参加し、幸消防団や消防署、幸区自主防災隊、社会福祉協議会などの団体・機関が協力して実施されており、災害時の初動体制の確認と災害対応技術の向上を目的としている。また、防災用品の展示や関係団体の活動パネル展示を行う防災フェアを同時に開くことにより、日頃から災害に対する備えや知識を習得する機会にする狙いもある。
当日は避難訓練を行った住民ら450人以上が校庭に集まり避難所開設から負傷者搬送訓練などを実施、消火器による消火訓練や煙ハウス体験、救助訓練なども行われ、子どもから大人まで真剣な表情で訓練に取り組んだ。
消火訓練や応急救護などを実践した上野葉子区長は「いざという時、初めてだと消化器やAEDなどを使い方がよく分からない。今日のように実際に体験することが大切」と話した。
タワーマンションで自主防災
川崎駅西口近くの大規模マンション、ラゾーナ川崎レジデンスでは16日、マンション住民による総合防災訓練を実施した。主催はラゾーナ川崎レジデンス自治会・理事会・防火管理者。直下型地震の発生に備え、同マンションの自主防災組織が連携をとり、震災後の迅速な初動体制訓練と居住者の防災意識向上を目的としている。
今回で4回目となる訓練には、住民ら約250人が参加した。幸消防署などの協力のもと、避難誘導訓練や起震車による地震体験、簡易トイレ組立訓練のほか、はしご車による救出訓練が行われた。34階建タワーマンションの5階からの救出訓練では住民らが息をのんで見守っていた。
自治会長の上嶋満一さんは「災害時にお互い助け合うためにも、訓練を通したコミュニケーションが大切。今後も続けていくことが大事だと思う」と話していた。
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