神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
幸区版 公開:2014年4月11日 エリアトップへ

救急救命士 処置範囲、1日から拡大 心肺停止前、一部可能に

社会

公開:2014年4月11日

  • LINE
  • hatena
処置範囲拡大に合わせて静脈路確保(点滴)の講習を受ける救急救命士
処置範囲拡大に合わせて静脈路確保(点滴)の講習を受ける救急救命士

 救急救命士の処置範囲が4月1日から拡大している。

 これまで救急救命士ができた処置は心肺機能停止後の傷病者に対するものだったが、今年1月の救急救命士法施行規則の一部改正にあわせて、心肺機能停止前の重度傷病者に対しても一部可能となった。

 川崎市消防局では、これに合わせ講習、実習を受けた17人の救急救命士を各消防隊に配置。「早期の救命処置が可能となり、救命効果の向上につながる」としている。

 処置の拡大範囲は主に2つ。1つは静脈路の確保と輸液。これはショック症状や、長時間、体が圧迫されたことが原因で、解放後、体内に毒素が回り、死亡に至るケースもあるクラッシュ症候群の疑い、または同症候群に至る可能性がある傷病者に対してできる。

 もう1つがブドウ糖溶液の投与。血糖測定で低血糖状態が確認された場合にできるとなっている。

 重度傷病者であること、医師の具体的な指示を受けることが前提となる。

 この処置ができるのは薬剤を扱う認定を持ち、一定の講習、実習を受けた救命士。現在、市内で現場活動をしている救急救命士146人の内、122人が薬剤認定登録をしている。

 市消防局担当者は「順次、受講を進め、拡大された範囲の処置ができる救急救命士を増やしていきたい」としている。

幸区版のローカルニュース最新6

TARO賞、26作品集う

岡本太郎美術館

TARO賞、26作品集う 文化

4月9日まで作品展

2月24日号

30項目で初動体制確認

30項目で初動体制確認 社会

幸区春の防災訓練で

2月24日号

9人に自治功労賞

9人に自治功労賞 社会

「今後も市政の発展に寄与する」

2月24日号

エイサーの迫力に魅了

エイサーの迫力に魅了 社会

白山幼稚園で演舞会

2月24日号

障害者スポーツを体験

2月25日

障害者スポーツを体験 スポーツ

富士通スタでFD競技会も

2月24日号

総力戦で勝利つかむ

川崎ブレイブ

総力戦で勝利つかむ スポーツ

大阪に1勝1敗

2月24日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 7月11日0:00更新

幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月24日号

お問い合わせ

外部リンク