特別インタビュー 新消防団長に聞く 聞き手/本紙記者
5月1日付けで幸消防団の新団長に就任した高橋克明さんに意気込みや団の課題、方針などについて話しを聞いた。
――新団長としての意気込みをお聞かせください。
昨年病気で他界された新井前団長の後を受け、しっかりとこの重責を全うしていきたいという気持ちです。火災や首都直下型地震などの大災害の発生に備え、日ごろの訓練などを通じて、より一層団結していきたいと考えています。
――どんなことに力を入れていきたいですか。
昨年発足させた機動部隊の更なる向上を図っていきたいと考えています。また、実際の現場を想定した実践的な訓練はまだこれからなので、今年は幸消防署と連携して、実践的な合同訓練等にも取り組みたいと考えています。更に、各分団の訓練も、小型ポンプの使い方など基本的なところを見直し、強化を図っていきたいです。
――現状の団の課題と打開策はどう考えていますか。
幸区の消防団員は157人と必要定数に満たないのが現状です。また団員の高齢化という問題もあります。PR用のビデオや広報紙などを使って積極的にPRして、若い団員を迎え入れていきたいですね。やはり『自らの街は自ら守る』というのが消防団の基本的な考えになるので、この考えを地域にも浸透させていき、団員の確保や地域の自助の向上にもつながると考えています。
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