川崎幸病院 「がん検診を受診して」 フォーラムで訴える
川崎幸病院は9月20日、川崎市産業振興会館で「市民公開講座・かわさき幸・がんフォーラム」を開き、約150人が来場した。幸区医師会共催・川崎市幸区後援。
当日は、前立腺がんと放射線治療をテーマに川崎幸病院のアドバイザーで東京大学医学部附属病院の中川恵一医師、アメリカカルフォルニア大学サンフランシスコ校で間寛平氏の前立腺がんの治療を行った篠原克人医師が登壇。近年、がん患者の割合が増えている前立腺がんの原因や検査方法、治療や予防までをデータや実例を交えながら話を行った。
講演によると、「生活習慣の欧米化などで、今後前立腺がんは日本のがん患者割合で1位になると言われており注意が必要。初期症状もないので早期発見・早期治療のためにもがん検診を受けてほしい。治療法の選択肢も広がってきており、その中でも放射線治療は体への負担が比較的少ない治療法」だという。
その後、パネルディスカッションも行われ、前立腺がんの有力な検査法の1つPSA検査の信頼性や放射線治療の効果などについて丁寧に話しをした。
同病院では「今後もこうした講演会を通じて、地域のみなさまに健康に関わる情報提供を行っていきたい」と話している。
同病院は、かわさき健康塾という健康講座を市内各地でほぼ毎日実施している。同がんフォーラムはその一環。
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