川崎市に縁のある芸術家や文化人らによる団体が主催する大規模なアートイベントが10月12日、13日、川崎市市民ミュージアムで開催される。川崎市出身で人形作家の与勇輝さんと女優の黒柳徹子さんとの対談もあり、さまざまな企画が予定されている。
イベント名は『ブラーバ(BRA―BA)!かわさきアートフェスティバル2014』。注目の黒柳徹子さんと与勇輝さんのトーク(12日/午前11時から)は『今、子どもたちに伝えたいこと』をテーマに2人が対談する。
脚本家の山田太一さんと写真家の鬼海弘雄さん、地域文化プロデューサーの阿佐美善久さんによる『豊かに生きることの処方箋』(13日/午前10時から)、ピアニストの小原孝さんと俳優の長谷川初範さん、落語家の桂米多朗さんによるフィナーレコンサート(13日/午後3時半)など、著名人が次々に登場する。
フェスのテーマは『アートとあそぼう』。さまざまなアートが市民ミュージアムで展開される。「料理もアート」という視点から、市内のフレンチやイタリアン、アジア料理などを味わえる飲食ブース、映画『物置のピアノ』の上映(12日は上映終了後にスタッフ、キャストとのトークショーもあり)、切り絵、落語などのワークショップ、演劇、写真展、作品展示、ダンスパフォーマンスなど目白押し。山中新太郎委員長は「2日間は市民ミュージアムが今までとは違う場所になります。この機会にぜひ遊びにきて下さい」と話す。
「身近に感じて楽しんで」
『ブラーバ』は、地元の多彩な文化、芸術を発信する川崎に縁あるアーティストが交流する場。2013年8月に設立され、現在のメンバーは約50人。「市民に身近に芸術を体験・体感できる機会を提供したい」という思いから今回のイベントに発展した。山中委員長は「芸術と言うと敷居が高く、よくわからないと思われがち。でも、かしこまって見るものではないし、身近に感じて楽しんでもらいたい」と意気込みを語る。
入場無料。(映画と一部ワークショップは有料)。詳細、問合せは市民ミュージアム(【電話】044・754・4500/中原区等々力1の2【URL】http://www.kawasaki-museum.jp/)へ。
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