ＮＢＬ10日開幕 東芝ＢＴ（ブレイブサンダース）連覇目指す 北ヘッド「声援で後押しを」

　ナショナルバスケットボールリーグ（ＮＢＬ）が10月10日に開幕する。昨季リーグ戦とトーナメント戦の２冠を達成した幸区を練習拠点としている東芝ブレイブサンダース神奈川の北卓也ヘッドコーチが昨シーズンの優勝と連覇への思いを語った。

　昨季つくばロボッツや和歌山トライアルズが参入し、ＪＢＬ（日本バスケットボールリーグ）からＮＢＬに変わった初のシーズン。２冠を達成したことについて「長いシーズンを通して選手が本当によくやってくれた」と評価した。一方で開幕に向けては「ケガなどで調整が遅れている選手や中心選手の辻（直人）がアジア大会に出場している関係で連携面での不安はある。また今年は、広島ドラゴンフライズの参入で、７チームでのリーグ編成となるので日程的な調整や気持ちの持って行き方など手探りな部分がある」というが、「しっかり準備をしていきたい」と話す。

　今年は常勝チームになるべくスローガンに、「ＣＨＡＲＧＥ」を掲げ長いシーズンに挑む。「今年はどこのチームも”打倒東芝”でくると思うので気持ちで負けないように戦っていかないといけない。また得点源のニック（ファジーカス）や辻を抑えに来ると思うので他の選手の活躍や味方を活かすプレーをして戦うことが連覇に向けては重要になる」と見ている。

　10日のホーム開幕戦では、田臥勇太選手率いるリンク栃木ブレックスと対戦する。昨季リーグ戦３位ながら東芝はリーグ戦で２敗をしている相手だけに「厳しい戦いになるとは思う。ディフェンスを中心にハードな戦いをしていいスタートを切りたい。そしてぜひ多くの方にとどろきアリーナまで足を運んでいただき、選手の後押しとなるような声援をおくっていただければ」と締めくくった。

　ＮＢＬ２０１４―15シーズンは10月10日から翌年５月３日まで。イーストカンファレンス７チームとウェスタンカンファレンス６チームがホーム・アウェイなどで計54試合行う。その後リーグ上位チームでプレーオフを行い優勝を争う。