下河原小学校で行われている「遊びの広場」で中心的に活動する 真壁 俊雄さん 古市場在住 67歳
地域と子どものパイプ役
○…下河原小学校で「子どもと親と地域が一緒に遊ぶ」を目的に20年以上実施している「遊びの広場」。立ち上げ当初からメンバーの中心として、会の運営・企画を行っている。2月14日には、毎年恒例のうどん作りイベントを実施。「本場讃岐から30キロの小麦粉を取り寄せた。箸とお椀さえお持ちいただければ、誰でも無料で参加できる。ぜひ多くの方に参加してほしい」と来場を呼び掛ける。
〇…もともとは市の事業として1992年から始まった「遊びの広場」。休日の学校を地域に開放して、住民主体で子どもたちに遊びの場を提供するという取り組みで、当時、町内会の青少年部部長をしていたこともあり、立ち上げから携わった。それから長年子どもたちの成長を見届けてきたが、2002年に同事業が廃止。補助金が打ち切られ、他の小学校では次々と閉鎖が決まる中「子どもの健全育成にはこうした場が必要」と継続を訴え、資金集めに奔走。町内会からの援助にこぎつけた。「地域と子どもを繋ぐ大切な場を今後も守っていきたい」
〇…古市場で生まれ育ち、現在も真壁電機の代表として古市場で暮らす。多趣味として地元では有名で、地元でフルートのコンサートを開いたり、毎年リレーカーニバルに参加するなどアクティブに活動している。昨年には、下河原小学校にバドミントンクラブを立ち上げ、監督として子どもや大人の指導にもあたっている。「ここからオリンピック選手を輩出できたらうれしい」。夢は膨らむ。
〇…最近の悩みは後継者の問題。周りには会社員が多く、時間的な融通が利かない人が多いという。「地域活動の難しいところ。やる気のある人もいるんだけどね」。また、遊びの広場が毎月第3土曜日に実施していることを知らない地域の人も増えており「学校にも協力を求めて広報活動にも力を入れていきたい」。今後も子どもたちに力を注いで行く覚悟だ。
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