協力しながら商品撮影を行う生徒
川崎市立商業高等学校は５月28日、電子商取引の授業でプロのフォトグラファーらを招き、商品撮影の技術講座を開講した。ビジネス教養科で、今年度から開講することになった「電子商取引」「商品開発」といった授業のひとつ。３年生の生徒約80人が出席した。
当日の商品撮影技術講座は、講師に女性フォトグラファーで、女子美術大学・デジタルハリウッド大学講師の若子ｊｅｔさんとニコンイメージングジャパンの米岡一憲さん、三脚メーカベルボン株式会社の又平泰匡さんを招き行われた。
１時限目は各講師による座学で、若子ｊｅｔさんは人物や食べ物の撮影方法、ライティングや構図などのテクニックなどを教えた。また、米岡さんと又平さんは、カメラの機能説明や三脚の種類・使用方法を講義した。
２時限目は実際に一眼レフカメラを使用し、グループごとにゼリーやだんごなどの食べ物撮影を行った。生徒たちは、それぞれ協力しながらどのようにしたら美味しそうに撮影できるかを話し合っていた。
撮影を行った生徒は「ライティングの方向など難しかったが、上手く撮影が出来て満足です」と感想を話した。今後は商品開発として、衣料品メーカの担当者を招いた授業の実施や、ウェブページの公開方法、法律やセキュリティの授業などを行っていく。
電子商取引では、インターネットでのショッピングモールや個人仮想店舗の運営を想定した授業を計画している。また、商品開発の授業では、地元名産品の開発、地域振興を目標に高校生のアイデアを活かした活動を目的としている。
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