川崎市は7月1日、手足口病の流行発生警報を発令した。
市によると、市内に33施設ある小児科医療機関の定点あたりの患者数が第26週(6月22日から28日まで)で6・18人となり、流行の基準となっている1定点あたりの平均患者数5人を超えた。
手足口病は、3日から5日間の潜伏期間をおいて手足と口の中に水膨れができる感染症。例年ピークは7月中旬になることが多い。今年は西日本を中心に流行が早くきており、市も5月頃から注意を呼びかけていた。
患者のおよそ9割は6歳以下の乳幼児で、ほとんどの場合は軽症で特別な治療は必要ないが、まれに髄膜炎などの合併症で重症化してしまう場合もある。
感染経路は、患者の咳やくしゃみでの飛沫感染や手を介しての接触感染の場合が多い。感染予防としては、手洗いやうがいなどが有効だが、タオルなどの共用には注意が必要だという。
健康福祉局では「接触感染や糞口感染を予防するためにも流水と石鹸で手洗いを行い、感染拡大防止に努めてほしい」と話している。
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