「高校球児の夏」始まる 神奈川大会が開幕
「第97回全国高等学校野球選手権神奈川大会」が7月11日、幕を開けた。1915年に始まった選手権大会は、戦時中の中断をはさみ、今夏で100年の節目を迎える。
同日、横浜スタジアムで行われた開会式には、県内から186校が集結。気温は30℃近くまで上がり、真夏のような快晴の中、球児たちの晴れ舞台を一目見ようと各校の生徒や卒業生、保護者らでスタンドは埋め尽くされた。
期待と不安を胸に、一糸乱れぬ行進でグラウンドに入場した選手たちに向け、神奈川県高野連の時乗洋昭
会長は「高校野球がはじまって100年、戦後70年の節目の年です。野球をやりたくてもできない時代があったということを忘れずにプレーしてほしい」と訴えかけた。
選手宣誓に立った柏陽高校の長谷川大樹主将は「ゲームセットの瞬間まで野球ができる喜びを噛みしめ、応援してくれる方々の記憶に残るよう全力で戦う」と力強く誓った。予定通り日程が消化されれば7月28日(火)、同スタジアムで甲子園への切符をかけた決勝戦が行われる。
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