南河原小学校の6年生児童が15日、市長室を訪れ、自分たちで育て作った新茶を福田紀彦市長に贈呈した。この日、訪れたのは学年を代表して青木佑輔くん、朝倉智裕くん、小野寺悠真くん、波多野一樹くんの4人と青木由秋校長、担任の定村晴夫さんのほか、製茶指導を行う元PTA会長で茶舗を経営する田辺幸男さんの7人。
同校では自然とふれあう体験活動を行っており、6年生は校庭の一角にある茶畑で栽培、茶摘み、製茶作業までを実施している。毎年、出来上がったお茶を市長や教育長に贈っている。
市長室では、児童らが製茶までの工程を描いた絵や写真を用い、製茶作業の説明を行った。その後、お茶を口にした福田市長は「甘くて、とてもおいしい」と絶賛した。「みんなが作った貴重なお茶をもらっていいのかな」と新茶を手にし、笑顔で話した。児童らは「蒸かしたお茶を乾燥させるために、鉄板の上でお茶をもむ作業が大変だった」と製茶の難しさを話した。
同校では1983年に県津久井農業試験場から、お茶の木を譲り受け、茶畑で育ててきた。種類は「おくみどり」「やぶきた」「さやまかおり」の3種類。収穫時期は異なるが、5月初旬に収穫することが多いという。また、この茶摘みを通して、「お茶に関する研究」にも取り組む。
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