神奈川県の最高表彰の一つである「県民功労者表彰」の今年度の受賞者42人がこのほど発表され、幸区からは北加瀬の白山幼稚園園長・志村雄治さんが教育・文化部門で選出された。長年に渡り、後進の育成に尽力し、私学教育の振興に大きく貢献したことが評価された。
同表彰は公共の福祉に貢献し、その業績が得に優れた人を広く顕彰することを目的とした県の最高表彰の一つ。今年は「社会福祉」「保健衛生」「産業・経済」「教育・文化」「生活環境」の各分野で活躍した県民42人が受賞した。
志村さんは、大学卒業後、大手電機機器の会社に就職するものの23歳の時に園長だった父親が急病で他界。跡を継ぐ形で、幼児教育の世界に入った。
これまでとは全く違う仕事ということもあり、戸惑うことも多かったが、実務経験を積みながら、空いている時間に文献などを読み、勉強を重ねていった。
その後は、公・私立幼稚園推進会議の委員などを長年務めるなど、若手育成・教育環境の向上に尽力。豊かな識見と卓越した指導力が認められ、今では大学や大学院で講師を務めている。こうした私学教育の振興に貢献し、優れた成果をあげたことが評価され表彰を受けた。
志村さんは「この賞を励みに今後も子どもたちのために働いて行きたい」と喜びを語った。
志村さんら受賞者は、7月6日に県庁本庁舎で行われた功労者表彰式で、黒岩知事から表彰状と記念品を受け取った。
同表彰は今年で68回目。これまで延べ、3873人が同表彰を受けている。
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