幸消防署(村上公憲署長)は9月4日、放火火災が多く発生している南加瀬地区を巡回して、各町内会に放火火災予防の協力を呼び掛けた。
同署によると、今年1月から9月3日時点までの幸区内の放火火災件数は15件で、うち南加瀬地区での放火火災は10件と半数以上を占めているという。どの火災も、ごみ集積場にある養生ネットが燃える程度の火災だが、ごみが置かれた状態で放火された場合は重大な火災に繋がる危険性もあったという。
巡回では「『物置や倉庫は必ず施錠をする』『夜間のゴミ出しはやめ、決められた時間に出す』『自宅近くの狭い路地を日々チェックする』など、放火されない対策を取ってほしい」と訴えて回った。
放火火災は、区内で39年連続火災原因の第1位となっている。こうした現状を踏まえ同署では、PR活動や放火が多い地域の夜間の巡回、また4月からは毎月、南河原地区、御幸地区、日吉地区の町内会の定例会で情報の提供を行うなど、放火されない環境作りに力を入れている。
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