川崎能楽堂「第七回狂言全集」が10月17日(土)、川崎能楽堂(川崎駅東口徒歩5分)で開催される。14時開演(13時半開場)。主催は公益財団法人川崎市文化財団。
演目は狂言「饅頭」シテ:山本則重さん、「素袍落」シテ:山本東次郎さん(人間国宝)、「呼声」シテ:山本則俊さん、狂言のお話:山本東次郎さん。
人間の悲しさ、愚かさを笑いや風刺に包み表現する狂言。狂言全集は、現在上演されている約200番の主だったものをシリーズとして上演している。
今回は、饅頭を知らない大名に饅頭を食べてみせるように言われた饅頭売りの食べぶりが見ものの「饅頭」。主人の遣いに出た先で酒をふるまわれ徐々に酩酊していく太郎冠者の演技が見せ所となっている「素袍落」の他、居留守を使う太郎冠者と呼び出そうとする主人の軽妙洒脱なやりとりで賑やかな舞台が展開される「呼声」の3作をお届けする。
狂言の話をする山本東次郎さんは緩急自在の絶妙な間合いと確かな芸風を受け継ぎ、深い知識と穏やかな語り口で多くのファンを持つ。狂言を理解するだけではなく、日常生活を楽しむ上で大変興味深い構成になっている。
入場料は3000円(全席指定)。川崎能楽堂窓口で販売。問い合わせは川崎能楽堂(【電話】044・222・7995)まで。
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