幸消防署と鶴見消防署による合同水難訓練が9月24日と25日、鶴見川漕艇場=鶴見区=で行われた。
両区を流れる鶴見川では、毎年多くの水難事故が発生している。訓練は鶴見川での水難事故が2署へ通報されることがあるため、同時出動を想定し互いの連携を確認し合うために行うもの。これまで2年に一度合同訓練を行っていたが、同じ想定で協力して救助にあたる訓練ははじめてとなった。
訓練は橋から男性が一人転落し、目撃した川岸の通行人が通報したとの設定で実施された。幸署員は潜水で、鶴見署員はボート上から捜索。幸署員が水没した要援助者を発見し、鶴見署のボートへ引き揚げていた。
訓練を終え、幸水難救助隊の上村文人隊長は「お互いの顔がわかると、いざという時にやりやすくなる。鶴見川は多摩川と流れや形が違うので、若い隊員にはいい経験になった」と話していた。
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