在日コリアンら外国人市民を対象にしたヘイトスピーチ(憎悪と差別の扇動表現)デモが先月31日、川崎区内で展開され、「ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワーク」(発起団体・社会福祉法人青丘社、川崎・富川市民交流会、クラック川崎)の呼びかけに応じた約1000人の市民や市民団体メンバーらが抗議行動を行った。
約60人のヘイトデモ団が富士見公園を出発すると、市民らは「ヘイトスピーチを許さない」「いつまでも共にこの街で」と多文化共生推進を訴えるプラカードを掲げながら「差別はやめよう」「子どもを守れ」「仲良くしよう」とコールし、ヘイト団を追った。
在日コリアンが集住する桜本地区のゲートとなる大島3丁目交差点では、市民らが道路に寝転んで進路を阻み、ヘイト団をJR川崎駅方面へとUターンさせた。
「白昼堂々とヘイトデモをすること自体がおかしい。それを許す行政の対応もいかがなものか」と憤る声も聞かれた。同ネットでは市民全体で反ヘイトに取り組む必要があるとし、今後は署名活動や川崎市への要請行動を進めていく。
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