昨年5月に供用を開始した幸区役所の1階にある「幸区市民活動コーナー」。同コーナーを、区と協働で運営している「利用者の会」代表の古場敏光さん(67)は「新しくできた施設。区民の方がもっと利用してくれることを期待している」と話す。
利用できるのは、区内でボランティア活動や市民活動を主な目的に活動を行う団体。利用には事前登録が必要で、区役所に登録申請を行う。会議室やフリースペースのほか、リソグラフや情報提供ができる広報のラックも備えている。
市民団体や町内会など39団体が登録しており(1月末現在)、利用団体で構成する利用者の会から役員を募り、交代で受付などの運営を担っている。
古場代表は「利用開始から約半年が経過しているが、利用率はまだ少ない」ため、区民への周知について役員会などでも協議しており、市民活動団体などには「気軽に利用してもらい、団体同士の交流促進を図りたい」と期待を込める。
古場さんは40年以上にわたる民間企業での経営コンサルタントをした経験から、「市民団体も行政や町内会・自治会などの地域団体がお互いに作用しながら協調することで機能することもある。みんなが『幸区のために』というコンセプトは一緒ですから」と語り、一緒に幸区のために活動していきたいという気持ちを表した。
市民団体の活動を知る機会に
「さいわいみんなの交流広場」が2月20日(土)13時から、幸区役所1階で開催される。幸区市民活動交流イベント実行委員会の委員長を務める古場さんは「初めて新しい区役所で行う交流広場です。1階のフロア全部を使う楽しいイベントですので、大勢の方に来て各団体の発表を楽しんでほしいですね」と話している。
古場さんが代表を務める市民活動団体さいわい活動支援協議会もこのイベントに参加する。
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