第70回毎日映画コンクールの表彰式が16日、ミューザ川崎シンフォニーホールで行われ、女優の桃井かおりさんや長澤まさみさんなどの受賞者が訪れた。
表彰式に先立って行われたオープニングセレモニーでは、ミューザ川崎を歩く受賞者を見ようと、約1400人のファンが詰めかけた。セレモニーでは受賞者が喜びを語った。
『野火』で同コンクール史上初めて監督賞と男優主演賞をダブル受賞した塚本晋也さんは「映画監督はずっと続けてきたが、主演賞を受賞できるとは思わず、いまだに信じられない。とても光栄です」と挨拶した。
『海街diary』で女優助演賞を受賞した長澤まさみさんは「本当に素敵な賞を頂き、これからの励みになります」と語った。
毎年映画界に貢献している女優に贈られる「田中絹代賞」を受賞した桃井かおりさんは「何回か共演したことがあり、食堂や楽屋でご一緒したことがある」と田中さんとのエピソードを話し、「今年の運を使い果たしたぐらい、受賞できて嬉しい」と喜びを表した。
日本映画大賞には、橋口亮輔監督の『恋人たち』が選ばれた。
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