東古市場在住の腹話術師、しろたにまもるさん(75)が代表を務める「腹話術の会★きずな」が活動10周年を迎え、記念公演を3月に開催する。同会は、高齢者施設などの慰問のほか、東日本大震災被災地の激励公演といったボランティア活動を継続して行っている。
同会は川崎を中心に活動する腹話術サークルで、会員は小学生から80代までの83人。京浜協同劇団稽古場(古市場)で腹話術の勉強を重ねている。
代表のしろたにさんが「腹話術は趣味だけではなく、社会貢献のために行いたい」との意向を持っていることから、会員はイベント出演のほか、保育園や福祉施設、高齢者施設への慰問などで笑いを届けている。
東日本大震災発生以降は5年間で22回被災地を訪問、82カ所で激励公演を行い、被災者を励ましている。公演会場には募金箱を置き、地震だけではなく豪雨被害などの被災地へも寄付を行ってきた。
同会の会員が1年間の練習の成果を発表する「腹話術のつどい」は3月に行っていたこともあり、大震災発生以降は、公演に被災者の話を取り入れるなど、震災を風化させないようにしてきたという。
「10周年記念公演 腹話術のつどい」には、しろたにさんによる腹話術が行われるほか、被災地宮城県で活躍する腹話術師スマイリー・チバさんがゲスト出演する。
しろたにさんは「今回は出演者を選抜し、いつもより凝縮した内容になっています。大いに楽しんで、被災地のことも思ってほしい」と話している。
記念公演は3月6日(日)、川崎市総合自治会館ホール(中原区小杉町)で開催される。時間は午後1時半から4時半まで(開場1時)。入場料は大人999円、障害者・子ども(18歳以下)無料。事前申し込み制で、定員は先着200人。問い合わせ・申し込みは腹話術の会★きずな、代表しろたにさん(【電話】044・544・3737)へ。
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