1936年に日本初の常設モーターサーキット場として開設された多摩川スピードウェイ。開設から80年を記念した『多摩川スピードウェイ〜日本初の常設モーターサーキット〜』が7月17日(日)から川崎市市民ミュージアム(中原区等々力1の2)で開催される。記念展では、当時の最終レースの映像が初公開される。
多摩川スピードウェイは現在の丸子橋上流東横線鉄橋のすぐ近くに存在した。1周1200m、直線400m、幅20mのコースで、1936年から38年にかけて計4回の全日本自動車競走大会が行われた。第1回の大会にはホンダの創業者・本田宗一郎氏が参戦したり、日産コンツェルン創始者の鮎川義介氏が貴賓席で観戦していたという。1952年の二輪のレースを最後に、幕を閉じた。
記念展で初公開される映像は寄贈品の一つで、同ミュージアムが資料として所蔵していたもの。1938年の第4回全日本自動車競走大会の最終レースの模様が2分ほど、モノクロで収められている。記念展ではその他にも、当時の写真や実物資料など約40点が展示される。
同ミュージアムの担当者は「自動車産業の発展に貢献したレース場が丸子橋の近くにあったという歴史をぜひ皆様に知って頂きたい」と話す。
記念展は入場無料。開館は午前9時半から午後5時。7月31日(日)まで開催される。※19日(火)、25日(月)は休館。
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