川崎市は、新川崎駅と鹿島田駅周辺をゴミ散乱防止と路上喫煙防止の重点区域に指定する案を公表した。区内では川崎駅周辺に次ぐ指定で、来年4月の施行を目指す。市は14日(金)まで、市民意見を募集している。
重点区域に指定されるのは、今年度末に供用開始予定の新川崎交通広場を中心に新川崎駅と鹿島田駅までを繋ぐ歩道と、鹿島田駅踏切と府中街道下平間交差点までを結ぶ商店街など。指定喫煙場所は新川崎駅前の1カ所が候補に上がっている。来年3月に新川崎・鹿島田駅周辺の整備がある程度完了するため、指定することにした。
重点区域の指定は、環境美化の促進や歩行者の安全確保を目的としている。通称ポイ捨て禁止条例と路上喫煙防止条例に基づいており、区域内で路上喫煙やポイ捨てをすると、2000円の過料が科せられる。
市は、すでに禁止区域に指定されている川崎駅周辺の歩行者に占める喫煙者の割合を観測、今年4月時点では施行前の35分の1以下まで減っている。
重点区域内の不動産経営者は「(区域指定は)良いこと。街をきれいにするという意識がより生まれるのでは」と話している。
市はこの案を市役所ホームページや各区役所、情報プラザで公表し、市民意見を14日まで募集している。問い合わせは市民・こども局(路上喫煙防止について)【電話】044・200・2284、環境局(ポイ捨て禁止について)【電話】044・200・2580。
幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|