区内高校生がIH（インターハイ）へ 川商・弓道部と川総・バド部

　全国高等学校の体育部の祭典「全国高等学校総合体育大会（インターハイ）中国総体」に、区内にある市立商業高校（戸手本町）の弓道部と市立川崎総合科学高校（小向仲野町）のバドミントン部が出場する。両校の出場選手は全員２年生。各選手に大会への意気込みを聞いた。

川商　目標は全国制覇

　市立商業高校の弓道部女子団体は先月19日、全国総合体育大会予選会に出場した。県内74校の頂点に立ち、２年ぶり15回目のインターハイ出場を決めた。15回の出場は女子団体では県内最多。

　弓道部の大会は鳥取県立武道館特設弓道場で開かれ、８月３日に開幕する。出場するのは、浅香藍さん、今村有紗さん、西野琴乃さん、笹本恵さん、藤田奈央さん、花岡優亜さんの６人。高校の近くにある弓道場で、ほぼ毎日練習を重ね、試合前は休む日もないという。

　部長の浅香さんは「勝つという気持ちで気持ちを引き締め、正しい射形で勝利したい」と話し、普段指導を受けている師範の工藤麻紀さんの教え通りに大会に臨むことを誓った。また、部員たちは「目の前の試合に集中する」「出るからには優勝を目指す」などの意気込みを語っていた。

川総　初戦突破目指す

　岡山市総合文化体育館などの会場で８月８日から試合が始まるバドミントン大会には、川崎総合科学高校のバドミントン部から、ダブルスで鎌田芽萌（かやめ）さんと宮本美優さんのペア、シングルスで宮本さん、安部颯人さんが出場する。

　ダブルスの鎌田さんと宮本さんは５月14日、秩父宮記念体育館で行われた県高校総体県予選に、シングルスの宮本さんと安部さんは５月22日、とどろきアリーナで行われた同予選に参加。それぞれ準優勝を収め、全国大会への切符を手にした。

　鎌田さんは「県予選では苦しい試合が多かったが勝てて良かった。１回でも多く勝てるようにしたい」と話した。ダブルスとシングルスで出場する宮本さんは「県代表として、まずは１回戦突破を目標に頑張りたい」と語った。安部さんは「持ち味のミスのないラリーを活かして２回は勝ちたい」と意気込みを見せた。

　なお今年度のインターハイは、岡山県や鳥取県など中国・近畿地方の６県を会場に７月26日に開幕する。