相模原警察署(中央区富士見)による恒例の武道始式が先月28日、署内5階の柔剣道場で行われた。
当日は署員ら約350名が参加。演武では交番チーム対抗の剣道、柔道大会が実施され、それぞれが日頃の練習の成果を競い合った(優勝は剣道・柔道ともに星が丘・横山チーム)。また、「実践的逮捕術」を発表する場面では、署員が犯人に扮し、わかりやすくコミカルな寸劇が展開され、場内は笑いに包まれた。
そして、招待演武として空手「形」3段の大澤美諭季さん(中央区共和/日本空手道翔成檜(しょうせいかい))が舞台に。「トマリバッサイ」「コウソウクン大」などを披露し、その華麗な動き、大迫力の掛け声で場内を圧倒。約5分間の演武を終えると、観衆全員から大きな拍手が沸き起こった。
学生で日本代表
大澤さんは麻溝台高校の出身。明治大学時代は学生空手日本一の座に輝くなど注目を集め、日本代表にも選出された。卒業後も実業団で活躍。現在は地元の道場で、後輩たちの指導にもあたっている。今後はアメリカ・フォートマイヤーズにてセミナー(2月1日〜11日)、全日本実技団空手道連盟強化選手選考会出場(19日)などでの演武が決まっている。
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