大野台こどもセンターにこのほど、太陽光発電を利用した「市民おひさま発電所1号機」が完成した。市民団体・太陽光発電所ネットワークPVさがみはら(塚原興治代表)と相模原市が、昨年から協働で行ってきたプロジェクトの一環。行政と市民団体とが一体となって発電所を設置するのは市内で初めて。3月にはお披露目を兼ねた点灯式が開催される。
同団体は昨年4月、行政と協働で市内の公共施設に太陽光発電設備「市民おひさま発電所」を設置するプロジェクトをスタートした。石油などに頼らず、温暖化の原因となる二酸化炭素を出さずに発電できる点など、太陽光エネルギーの良さを広め、普及を促すことが目的。日当たりの良さや周辺環境への配慮、多くの利用者が集う場などの条件から、同センターを設置場所に選んだ。
センターの屋上に設置されたのは、190Wの太陽光パネル18枚。3・42kwの設置出力で、予測では年間3420kwhを発電、1898・1kgの二酸化炭素の削減が可能。発電された電力は、施設で使用される電力の一部に充てられるという。建物内にはモニターが設けられ、施設利用者は発電量や二酸化炭素の削減量などを見ることができる。「利用者や職員たちに省エネ意識が進むのでは」と同団体は期待を寄せている。
おひさま発電所 完成
子どもも楽しめる点灯式を開催
エネルギーの地産地消を
設置にあたっては、助成金を申請するとともに、市民に協力を依頼。一口1000円の寄付で参加できるサポーター制度を導入した結果、87人の個人と、15の企業・団体が登録。設置費用の約15%をまかなうまでになった。
同団体では「将来的には2号機、3号機と市内各所に発電所を設けていきたい。サポーターの協力をいただきながら、”エネルギーの地産地消”のまちづくりが 進めば」と話す。しかし、今回利用した助成金は今年度で制度自体が終了することから、この点が今後の課題となりそうだ。
3/5点灯式イベント満載
3月5日(土)にはお披露目を兼ねた点灯式を開催(13時〜15時)。セレモニーに加え、サポーターの名前を掲載したパネルの展示、ソーラーカー作りや ソーラークッキングなど、子どもが楽しめるイベントも企画されている。入場無料。「いろいろな世代の方が楽しめるようにしたい」と同団体では参加を呼びか けている。詳細は【電話】042・745・8958北村さんまで。
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