３年前に開催されたコンサートは盛況に終わった
チェンバロの美しい旋律とイタリア美術を堪能できるひと時―。
市内唯一の個人美術館「光と緑の美術館」（横山３の６の18）で今月26日（土）、ミュージアムコンサート『古賀裕子〜チェンバロの響き〜』が開催される。時間は14時〜15時。
楽器自体が美しい
美術館の位置する横山地域の住人が、同館を盛り上げようと発案し、３年前に開催されたこのコンサート。前回に引き続き２回目の開催となる今回も、チェンバロ奏者である古賀裕子さんが18世紀のフランドル地方の様式に基づく、二段鍵盤チェンバロで楽曲を披露する。
チェンバロとは、ピアノの源流をなす鍵盤楽器のひとつで、弦を掻いて音を出すヨーロッパの弦鳴楽器。現代では、ルネサンスやバロック期の音楽の演奏に用いられることが多いという。音色はもちろん、楽器に施された美しい絵画も特長のひとつ。間近で楽器を目にできるチャンスも少ないので、ぜひこの機会に足を運んでみて。
名曲とともに
当日は、Ｊ．Ｓ．バッハやＬ．クープラン、Ａ．フォルクレなどの名曲の数々が美しい音色とともに届けられる。
なお、同館では現在、「収蔵コレクション展〜マリーニ、ファッツィーニ、マンズー、グレコ 彫刻・版画・ドローイング〜」を開催中。イタリアの現代美術に囲まれながら、音楽の世界に浸っては。
入場料は全席自由で３５００円（入館料含む／要予約）。定員は80人。申込みは同館【電話】０４２・７５７・７１５１（担当：横井さん）まで。
【古賀裕子さんプロフィール】国立音楽大学ピアノ科卒業、桐朋学園古楽器科研究科チェンバロ専攻修了。チェンバロを有田千代子氏に師事。アムステルダム・スヴェーリンク音楽院にてグスタフ・レオンハルト氏に師事。ソリストディプロマを取得し卒業。1990年から日本やオランダ各地でソロコンサートを行い、数々の公演や演奏会に出演。チェンバロのワークショップを台湾にて行うなど、後進の指導も積極的に行っている
美しい絵が施されているチェンバロは、音色を聴くのはもちろん、見た目でも美しさを楽しむことができる。ぜひ間近でその“繊細な美”を眺めてみて（写真は前回の時のもの）
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