神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

署員一丸"見せる警戒" 刑法犯初めて300件下回る

公開:2011年3月3日

  • LINE
  • hatena
駅頭警戒(JR相模原駅前)
駅頭警戒(JR相模原駅前)

 相模原警察署(長谷川茂署長)では、今年1月の月間刑法犯罪認知件数が298件となり、平成14年からの統計で初めて300件を下回った。先月も暫定で250件(2月27日時点)と2ヵ月連続で大台を下回る勢い。さらに管内における1月の110番通報も昨年同期比271件減と、同署が強化する街頭での特別警戒の成果が徐々に実を結びつつある。

※ ※ ※ ※ ※ ※

 同署によると1月の認知件数は前年同期比47件減。平成14年には、相模原北署管内も含んでいたとはいえ、1ヵ月あたりの平均が800件以上あったことを考えると、認知件数はここ数年で大幅な減少を見せている。昨年同期と比較した内訳では、自転車盗31件減の78件、空き巣17件減の2件、車上ねらい16件減の19件、ひったくり7件減の5件と特に窃盗犯は全体で71件減少した。

 減少の大きな一因となっているのが、昨年9月に赴任した長谷川署長の掲げる”見せる警戒”。管内108のコンビニに1日5回以上警察官を通わせ、朝と夕方のラッシュ時には管内6つの駅前に警官を立たせる駅頭警戒を継続的に実施している。加えて深夜帯の声がけ、少年への補導も強化。「頻繁に警察官の姿を市民の目に焼き付けることで、窃盗などの犯罪を未然に防げているのでは」と同署の鈴木克巳副署長は分析する。

 相模原署の管内には現在約26万人が生活している。自転車利用者が多い土地柄から、これまでも自転車盗難の被害は特に多く、その抑制は喫緊の課題だった。鈴木副署長は今後も「こうした警戒を継続し、さらなる犯罪減少を目指していきたい」と意欲を見せる。1月の相模原署管内における刑法犯認知件数は、県内54の警察署内で大和署に続くワースト2。汚名返上へ署員一丸で取り組んでいく。
 

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

充電式電池の回収開始

充電式電池の回収開始

市の施設3カ所で

3月29日

大宮相手に健闘

SC相模原

大宮相手に健闘

1-1で引き分け

3月28日

無償でペンキ塗り

塗装協同組合

無償でペンキ塗り

「キレイなまちに」

3月27日

公共施設が閉館

川柳募集

川柳募集

3月27日

津久井在来大豆で商品化

津久井在来大豆で商品化

田名北小児童がパン考案

3月26日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook