神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「ひばり放送」 聞こえていますか? 電話での内容確認も可能

公開:2011年3月24日

  • LINE
  • hatena

 東日本大震災による電力供給不足に伴う、輪番停電の告知など、先週は市の防災行政用同報無線・ひばり放送が幾度となく使用された。情報が錯綜し混乱する中、その状況を市民に伝えようと努める人たちを追った(18日取材)。

 市内に設置されている放送塔は約500基。制御をする市危機管理室・予防対策班(中央区中央)では、災害発生日から18日までの1週間で44回、1日平均5・5回の放送を流した。

切り替えたばかり

 それと共に「聞こえづらい」という苦情・意見も市の各課・各区役所に間断なく寄せられた。アナウンスはここ数年で、音割れや音声のこもりが多くみられた、従来のアナログ放送から“デジタル”に切り替えたばかり。それだけに、同班では困惑の色を隠せない。対応にあたっているのは5人ほど。「(一週間経過した今では)電話は少し落ち着きましたが、それでもまだ家に帰ることができません」。

 緊急情報受信の仕方として、ひばり放送のほかに、市のホームページ(HP)がある。しかし、「情報がある」と言っても、それを見られない環境の人も多いはず。緊急時はHPも混雑する。また、今回の場合、HPを見ても、輪番停電は東電のグループ分けが(変電所や送電線の関係からか)行政の区域とは異なっていたため、市民からすると、分かりづらさが不安に輪をかけた形となった。市広聴広報課では急きょ、簡易リストを作成した。

ブログに転記

 こんな混乱を受け、政治家からも行動があった。

 輪番停電の予定表を印刷し配布する者。義援金を呼び掛け駅に立つ者。地元地域を回って声をかけたり、状況を聞いたり、時には行政との仲介役となったり…。自分の専門性を生かした活動も見られた。

 また、「ひばり放送が聞こえない」との市民の声に応えるために、自身のブログとツイッターに放送の内容を転記し続ける者もいた。

−・−・−・−・−・−・

 管理室では、ひばり放送の内容を確認する場合、災害時ダイヤル(【電話】0180・994・839)の利用を推奨している。

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

充電式電池の回収開始

充電式電池の回収開始

市の施設3カ所で

3月29日

大宮相手に健闘

SC相模原

大宮相手に健闘

1-1で引き分け

3月28日

無償でペンキ塗り

塗装協同組合

無償でペンキ塗り

「キレイなまちに」

3月27日

公共施設が閉館

川柳募集

川柳募集

3月27日

津久井在来大豆で商品化

津久井在来大豆で商品化

田名北小児童がパン考案

3月26日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook