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市立大野北小学校でひょうたんづくりを指導する 高丸 信吉さん 上矢部在住 69歳

公開:2011年7月28日

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ひょうたん道は日進月歩

 ○…約15年前、叔父の手がけたひょうたんを見せてもらってから、見よう見まねで始めたひょうたんづくり。一日一日、違った表情を見せるひょうたんの魅力にとりつかれた。3年前からは、大野北小で4年生にひょうたんづくりを伝授。高丸先生と記されたパスポートを胸に、週1回は学校に出向き、生育の具合をきめ細かく点検する。児童からの質問も多く、中には自宅にまでかけつける子も。もちろん大歓迎し、的確なアドバイスで応じる。

 ○…ひょうたんと名の付くものには、とにかく目がない。大井町のひょうたんまつり、茨城県のひょうたん博物館、異品種の種を求めて沼津の道の駅に足を運ぶなど、興味は尽きない。ときには、息子からネットを通じて種を入手するなど、旺盛な探究心が栽培意欲をかき立てる。自宅農園でも1日3時間はひょうたんの前に立ち、ツルの長さを調節したり、縛(しば)ったり。「子どもを育てるのと同じ。いや、孫だね」と例える。

 ○…北海道の夕張市で生まれ、6カ月後、淵野辺に移り住んだ。少年時代は自然とたわむれ、鹿沼公園が遊び場の筆頭。とんぼ、ザリガニ、魚釣りに興じた。歳を重ねた今でも山歩きに親しみ、山菜を採る。朝の散歩は日課で、上矢部から古淵まで往復し2万歩を超える。まさにアウトドア派。まっ黒に日焼けした顔が、その証だ。

 ○…子どもたちからもらった、たくさんの感謝の手紙は大切な宝物。元気な限り、小学校のひょうたんを守り続けると意気込む。育てる面白さ、魅力を伝え、子どもたちにその良さをもっと知ってもらうのが願いだ。ただ、自身はというと、「まだまだ勉強中」の身。先日も茨城県で2mのものを目撃し、あ然とした。「日々、勉強ですね」と、今後も気合は十分。「高丸先生」とひょうたんとの道のりは、終わりそうにない。
 

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